30代の転職にも試用期間はある。

試用期間は企業の裁量で決まる

 

 30代が転職する企業の多くは、中途採用者に対し、試用期間を設けています。試用期間とは、企業が採用した社員の適性や能力、勤務態度を見極めたうえで、正式採用するかどうかを判断するための期間とされていますが、実は正しくありません。労働基準法では、試用期間に関する規約はありません。

 

 これは、企業の裁量で決めるべきものなので、その期間も1カ月から半年と幅があり、待遇も正式採用時より給与が安めに設定されていることもあります。ですが、正社員募集をして採用した場合、たとえ試用期間であっても、健康保険や雇用保険、労災保険、厚生年金への加入が基本です。

 

 企業が試用期間を設ける際には、就業規則あるいは雇用保険にその旨が明記されていて、企業と採用される本人の合意があることが前提です。内定時の労働契約内容の確認の際に、しっかりチェックしておきましょう。

 

試用期間中の解雇と退職

 

 では、試用期間中の解雇と退職は、どうなっているのでしょうか。まず、試用期間中の社員を解雇するためには、本人が経歴を詐称した、著しく出勤率や勤務態度が悪いなど、正当な理由がなければなりません。

 

 また、試用期間を開始して15日を経過した時点で、解雇するためには30日前に予告をするか、平均賃金の30日分の解雇予告金を支払う義務を会社は負います。

 

 そのため、会社の都合で一方的に、試用期間中あるいは満了時に解雇されることはありません。同様に、採用された社員が、試用期間中にミスマッチに気づき、辞めたいと考えても、申し出て即日退社することもできません。

 

 30代で試用期間中に退職すると、社会保険の履歴で在籍期間の短さがわかるので、その後の転職活動に支障が出る可能性があることも、覚えておいてください。

 

 

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